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イベントの報告

日独国会議員交流

イベントレポート

コンラート・アデナウアー・シュティフトゥング(KAS)日本事務所主催の記念すべき第一回日独国会議員交流のイベントレポートになります。国会議員交流は2021 年 4 月 27 日にオンライン形式で行われました。

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今般、日独関係はとりわけ外交安全保障分野において大きな前進を見た。初の日独2プラス2の開催、ドイツによるインド太平洋ガイドライン発表と同海域へのフリーゲート艦派遣という事実は、象徴的なものである。その一方で、政府間のみならず、両国の国会議員同士による相互交流の促進の重要性を我々は予てより認識し、去る4月27日に日独国会議員交流をオンラインで行うこととした。

冒頭、コンラート・アデナウアー財団日本事務所代表のラベア・ブラウアーがこの日独国会議員交流の意義を強調すると共に、コンラート・アデナウアー財団としての役割について述べた上で、ご協力を頂いた日米欧総合安全保障協議会に対し謝辞を述べた。

議論は、ドイツのインド太平洋ガイドラインに象徴されるような同国の政策シフトや如何に中国と向き合うべきか、フリーゲート艦バイエルンの派遣等に及んだ。ミサイル開発を進める中国への危機感を共有することの重要性、中国やロシアがインド太平洋そしてそれ以外の地域で脅威となっている今、海上、サイバー、宇宙や技術、資源分野での日独協力の必要性についても言及があった。その他、欧州側のバイデン政権への受け止めについて照会があり、その上でG7としてグローバルな課題に取り組むべきであるとの点にいて意見を交わした。その他、EUのマグニツキー法やドュー・デリジェンス法の在り方についても提起があった。今般の日独議員交流は、総じて価値観を共にする両国が過去を乗り越え、国際秩序と多国間主義を守るために如何に協力していくべきかという視点に立っていることをよく表すものとなった。

最後に、ブラウアー日本事務所代表より本交流の継続への理解と協力を双方の国会議員に要請し、本会を締め括った。

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