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経済面では、米国大統領ドナルド・トランプが「アメリカ・ファースト」という保護貿易主義の政策を掲げる中、この協定の締結により日本とEU の双方が自由貿易を進めることを意味し、同時に中国は、既存の自由な国際秩序に完全に順応しないまま、世界の大国としての存在感を高めるという傾向が顕著になっている。事実、中国はその国家主導の経済政策及び、権威主義的な政治体制により、今の国際秩序に課題を突き付けているとも言える。

このような状況において、EPAは公平かつ自由な貿易と投資保護規則が確定した場合の投資の新しいモデルとして その役割を果たし、また二国間協定を推進し、国際的な経済統制の正当性を強化出来るだろうか？

また両者はどのように相互協力関係を強化し、同じ考えを持つ他国に働きかけ、正当性が危ぶまれている現在の規則に基づいた自由な秩序を守り、それを理想的な形で深めることが可能か。

政治面では、SPAは日本とEUのより広範な分野の包括的安全保障における連携、あるいは経済発展の為の連携拡大をどのように、またどの程度まで促進し、アジア、アフリカなどの地域で、非戦闘的な安全保障協力の頻度と強度を高め、どうやって軍事分野と安全保障分野での連携をより密接なものとしていくのだろうか。

このシンポジウムでは、日本EU双方の政策担当者を招き、連携を深めるメリットがある分野と、その分野での連携方法を重点に紹介する。SPAは日本とEU連携の「ビッグバン」となる可能性があるのか、あるいは既に存在している二国間協定を規定するだけで終わるのか。

日本とEUは、世界中で今まさに顕著化している反自由主義的傾向の中で連携を深めることに戦略的意義を見出し、本来の意味で連携を強化するための政治的な意思、手段を持つかが問われている。

■日時： 2018年9月13日(木)10:00 ～ 18:00（受付開始：09:30、懇親会：18:00-20:00）

■会場： ザ・キャピトルホテル東急 1階鳳凰

〒100-0014 東京都千代田区永田町2-10-3

■言語： 英語、日本語（同時通訳付き）

■参加費： 無料/要事前申込み

参加ご希望の方は、件名を「9月13日カンファレンス」とし、参加される方の

①お名前（ふりがな）、

②ご所属、

③懇親会参加の有無を明記の上、

Email：yoshie.bohr-yamazaki@kas.de までお申し込み下さい。

尚、お申し込みは、先着順で定員になり次第締め切らせていただきます。

また、お申込みに対する返信が送信日より１週間以内にない場合は、恐れ入りますが、再度ご連絡いただきますようお願い致します。

（当日は、お名刺をフォーラム会場/懇親会会場受付へお持ち下さいますようお願い致します。）

皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。